総制作費6億円! 韓国初の3D映画『第7鉱区』の予告映像が公開
11月12日より公開となる、韓国初の本格3D映画『第7鉱区』のポスターと予告映像が公開された。本作で、時代とともに忘れ去られた“第7鉱区”が3Dアクションの舞台として蘇る。
物語の舞台となるのは、1970年代の九州の西・東シナ海の大海原に浮かぶ“第7鉱区”。石油ボーリング船エクリプス号では、“産油国”を夢見る隊員達が必死に作業を続けていた。しかし、作業は毎度失敗に終わり、遂に本部から撤収命令が下される。“第7鉱区”の石油の存在を信じる海底装備マネージャーのへジュン(ハ・ジウォン)らの思いを知ったジョンマン(アン・ソンギ)は、自分の責任のもと、撤収命令を退け、作業を続けることを決定。3ヶ月後。へジュンとともに海底調査に出かけた後輩が事故で亡くなってしまう。その後も次々と襲われていく隊員たち。船内を調査していたヘジュンとドンス(オ・ジホ)は、動力室で、謎の巨大な深海生物がヒョンジョンらと思われる人間の死体を貪るおぞましい光景を目にする。時を同じくして、本部との交信が途絶えてしまう。逃げ場のないボーリング船の中で、一体何が起こっているのか。謎の深海生物の正体とは?
本作の舞台となる時代、1970年代は、日本の研究者らの調査により、九州の西に位置する水域でサウジアラビアの10倍近い石油と天然ガス資源の存在が確認された頃だった。関心を抱いた韓国は、日韓中間線を超えた南側の東シナ海の大陸棚および沖縄舟状海盆の一部に鉱区を設定して独自で開発を開始。これにより日本と韓国の間で紛争が勃発し、交渉の結果「日韓大陸棚協定」が締結された。こうして、日韓共同開発区域として資源調査・開発を行うこととなった。しかし、3,600万トン以上もの天然ガスが埋蔵されていると推定され、“第7鉱区”の水域は、その豊富な資源量の可能性から、産油国になることも夢ではないと考えられたものの、日韓の共同開発は進まなかった、いつの間にか忘れ去られつつある存在となっていた“第7鉱区”を、未確認深海生物というフィクションを組み合わせ、アクション大作として蘇らせる。
主演を務めるのは、“韓国のアンジェリーナ・ジョリー”ことハ・ジウォン。撮影準備期間中、1日8時間の水泳やトレーニングで鍛え上げた姿は、『トゥームレイダー』や『バイオハザード』、『エイリアン』などのヒロインに勝るとも劣らぬ迫力を感じさせる。また、韓国の国民的俳優であるアン・ソンギや、若手実力派として名高いオ・ジホといった実力派が勢揃いしている。
監督は、実際に起こった市民弾圧事件を描いた『光州5・18』で730万人以上を動員し、一躍ヒットメーカーとなったキム・ジフン。彼の元に一流のキャストとスタッフが集結した。
プロデュースは、『TSUNAMI-ツナミ-』で国内CGの技術力を確信したユン・ジェギュン監督が担当。ハリウッドからの技術サポートを受けて製作された『グエムル-漢江の怪物-』や『TSUNAMI-ツナミ-』といった、これまでのCG作品とは違い、国内プロダクションのみで全てを手掛けるという韓国初のオール国内CGによる総制作費6億円の本格3Dアクション映画を誕生させた。
本作のメインとなるボーリング船“エクリスプ号”は、総製作費に5分の1にあたる2億円が費やされた。6ヶ月の撮影期間中に作られたセットは、およそ18。エレベーター、鉄骨の塔のような建造物、迷路のような通路など、ボーリング船の単調さを避けたセット製作を心掛けたという。これらは、俳優たちの動線や未確認深海生物の習性、3D撮影などを考慮し、製作された。
撮影当初、エクリプス号内部のセット以外は、大海原も未確認深海生物も存在せず、実写撮影後にCGで作られる予定だった。そのため、背景は80%がグリーンバック。キャストたちは、見えない相手との死闘に苦労が絶えなかったそう。現場には、CG担当者が常駐し、演出チームとの密なコミュニケーションのもと撮影を進めていった。スタッフは、撮影後にCGで追加する作業で緻密な計算が必要となり、これまで以上に徹底した事前準備を行った。
本作の主役といってもいい“謎の巨大深海生物”は、「これまで一度も見たことがないクリーチャーを作る」という目標のもと製作された。デザイン段階で少しでも既視感の感じられる要素は徹底的に排除され、肌の表現にも従来とは異なる、材質に映る光を制御して臨場感あふれる表現を可能にした手法、シェイダー開発方式を使用。ホヤ、なまこなどの様々な生き物を触り、肌の質感の参考にし、この世に存在しない生物を生成していった。完成した生物は、おたまじゃくしほどの大きさから、2mの大きさになるまで、性質別で12段階で変形を繰り返す。これは、通常に比べ、倍近い作業量を要し、約3年の歳月が費やされた。
その圧倒的な技術力と発想力によって生み出された深海生物は、人々を恐怖に落とし込むだけのモンスターではなく、その生物自体がエネルギーにも成り得る、現在の資源問題をも想起させるような現代的なモンスターになっている。人間の力では到底歯向かえない巨大な脅威が観る者に襲いかかる。
すでに公開されている韓国では、公開4日間で150万人を動員し、2011年のオープニング記録を樹立。果たして、日本でも記録を打ち出すことが出来るのだろうか。
11/12(土)より、新宿バルト9他にて全国ロードショー。
・映画『第7鉱区』 - 公式サイト
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物語の舞台となるのは、1970年代の九州の西・東シナ海の大海原に浮かぶ“第7鉱区”。石油ボーリング船エクリプス号では、“産油国”を夢見る隊員達が必死に作業を続けていた。しかし、作業は毎度失敗に終わり、遂に本部から撤収命令が下される。“第7鉱区”の石油の存在を信じる海底装備マネージャーのへジュン(ハ・ジウォン)らの思いを知ったジョンマン(アン・ソンギ)は、自分の責任のもと、撤収命令を退け、作業を続けることを決定。3ヶ月後。へジュンとともに海底調査に出かけた後輩が事故で亡くなってしまう。その後も次々と襲われていく隊員たち。船内を調査していたヘジュンとドンス(オ・ジホ)は、動力室で、謎の巨大な深海生物がヒョンジョンらと思われる人間の死体を貪るおぞましい光景を目にする。時を同じくして、本部との交信が途絶えてしまう。逃げ場のないボーリング船の中で、一体何が起こっているのか。謎の深海生物の正体とは?
主演を務めるのは、“韓国のアンジェリーナ・ジョリー”ことハ・ジウォン。撮影準備期間中、1日8時間の水泳やトレーニングで鍛え上げた姿は、『トゥームレイダー』や『バイオハザード』、『エイリアン』などのヒロインに勝るとも劣らぬ迫力を感じさせる。また、韓国の国民的俳優であるアン・ソンギや、若手実力派として名高いオ・ジホといった実力派が勢揃いしている。
監督は、実際に起こった市民弾圧事件を描いた『光州5・18』で730万人以上を動員し、一躍ヒットメーカーとなったキム・ジフン。彼の元に一流のキャストとスタッフが集結した。
プロデュースは、『TSUNAMI-ツナミ-』で国内CGの技術力を確信したユン・ジェギュン監督が担当。ハリウッドからの技術サポートを受けて製作された『グエムル-漢江の怪物-』や『TSUNAMI-ツナミ-』といった、これまでのCG作品とは違い、国内プロダクションのみで全てを手掛けるという韓国初のオール国内CGによる総制作費6億円の本格3Dアクション映画を誕生させた。
本作のメインとなるボーリング船“エクリスプ号”は、総製作費に5分の1にあたる2億円が費やされた。6ヶ月の撮影期間中に作られたセットは、およそ18。エレベーター、鉄骨の塔のような建造物、迷路のような通路など、ボーリング船の単調さを避けたセット製作を心掛けたという。これらは、俳優たちの動線や未確認深海生物の習性、3D撮影などを考慮し、製作された。
撮影当初、エクリプス号内部のセット以外は、大海原も未確認深海生物も存在せず、実写撮影後にCGで作られる予定だった。そのため、背景は80%がグリーンバック。キャストたちは、見えない相手との死闘に苦労が絶えなかったそう。現場には、CG担当者が常駐し、演出チームとの密なコミュニケーションのもと撮影を進めていった。スタッフは、撮影後にCGで追加する作業で緻密な計算が必要となり、これまで以上に徹底した事前準備を行った。
本作の主役といってもいい“謎の巨大深海生物”は、「これまで一度も見たことがないクリーチャーを作る」という目標のもと製作された。デザイン段階で少しでも既視感の感じられる要素は徹底的に排除され、肌の表現にも従来とは異なる、材質に映る光を制御して臨場感あふれる表現を可能にした手法、シェイダー開発方式を使用。ホヤ、なまこなどの様々な生き物を触り、肌の質感の参考にし、この世に存在しない生物を生成していった。完成した生物は、おたまじゃくしほどの大きさから、2mの大きさになるまで、性質別で12段階で変形を繰り返す。これは、通常に比べ、倍近い作業量を要し、約3年の歳月が費やされた。
その圧倒的な技術力と発想力によって生み出された深海生物は、人々を恐怖に落とし込むだけのモンスターではなく、その生物自体がエネルギーにも成り得る、現在の資源問題をも想起させるような現代的なモンスターになっている。人間の力では到底歯向かえない巨大な脅威が観る者に襲いかかる。
すでに公開されている韓国では、公開4日間で150万人を動員し、2011年のオープニング記録を樹立。果たして、日本でも記録を打ち出すことが出来るのだろうか。
11/12(土)より、新宿バルト9他にて全国ロードショー。
・映画『第7鉱区』 - 公式サイト
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