ガッツ。 『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』(C)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS

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 2012年1月より公開となる映画『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』の主要登場人物の声優が決定した。誰が声優を担当するのか、ファンの間で話題になっており、本作への期待度が高いことが分かる。

 原作は、日本はもちろん、ヨーロッパやアジア、ロシア、南米など世界中にファンを持ち、国内外合わせて、35巻までで累計3000万部を売り上げている、まさに日本を代表する超大作。その中から、ファンの間で最も人気が高い“黄金時代篇”を3部作構成で映像化を実現させた。

 物語の舞台となるのは、富と領土を渇望する国家が過酷な争いを続ける“百年戦争”時代。傭兵を生業とする孤独な剣士ガッツは、野望に満ち輝いた男・グリフィスに出会い、友情で結ばれが――壮絶な運命が二人を待ち受けていた。

 今回、声優が決定したのは、物語に欠かせない重要な人物であるガッツ、グリフィス、キャスカ。

 ガッツ役は、『仮面ライダーオーズ』で仮面ライダーバースを演じた岩永洋昭。本作で本格的な声優に初めて挑むとあって、プレッシャーを感じているそうだが「プレッシャーを楽しむ位の勢いで、『ガッツといえば岩永洋昭』と言われるよう、精一杯頑張りたいと思っています」と意気込みをみせた。声優経験がないことで、逆に既存のルールにとらわれない“新しいガッツ”を作り上げてくれそうだ。

 グリフィス役は、81プロデュース所属で、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の枢木スザク役を務めた櫻井孝宏。「大作の大役なのでプレッシャーもありますが、精一杯、グリフィスを全うしたいです。是非、劇場に足を運んで下さい」とコメント。『トリコ』や『ファイ・ブレイン 神のパズル』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などに多くの作品に出演している櫻井が、本作でどのようなグリフィスを見せてくれるのか楽しみだ。

 そして、ヒロインのキャスカ役は、『グレイズ・アナトミー6』のリード役や『NARUTO-ナルト-疾風伝』のアカネ役を務めた行成とあ。「ずっと大好きだった作品なので、オーディションで作中のセリフを言える事自体に感動していました。決まった日の事は、あまりに嬉しすぎてよく覚えていません。キャスカの想いを、生きた言葉で紡いでいきたいです」と、本作への出演が決定し、喜びが隠せない様子。実写吹替作品に多く出演している行成は、本作で新たな一面を見せてくれそうだ。

 脚本を担当した大河内一楼やキャラクターデザイン・総作画監督の恩田尚之などスタッフは、三浦健太郎の絵を映像化することに対し「難しかった」とコメントしている。それだけに、完成した作品への期待がさらに高まる。

 10年続いた『ハリーポッター』シリーズが遂に最終章を迎える。そして、ワーナー・ブラザーズ映画が新たに送り出すダークファンタジー巨編が本作。ハリポタシリーズに続くことが出来るのだろうか。

 2012年1月より、全国ロードショー。

映画『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』-公式サイト
映画『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵 』-公式Twitter

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