韓服デザイナー、イ・ヘスン氏が12日、ソウルにある新羅ホテルのレストラン「パークビュー」に知人と訪れた際、韓服（韓国の民族衣装、チマ・チョゴリ）での入場を拒否されたことが、韓国内で話題となっている。イ氏は、韓国映画「霜花店」の衣装を担当した著名人。韓国の女性をターゲットにしたサイト「82cook」では、この事件と新羅ホテルについて意見が寄せられている。以下、韓国語による書き込みを日本語訳した。（　）内は編集部の素朴な感想。

―――――――――――――――――――――――●スレ主：名無し　新羅ホテルの記事を見て思い出しました。以前に朝食を食べに行ったことがあったんだけど、朝早く行ったのでお客さんがほとんどいない状態。窓側席と内側席、どちらも空いていたので、どうせなら眺めがいい方にと窓側席をリクエストしたら、スタッフが「窓側席は無理です」と言う。朝食は予約制じゃないから変に思い、「なぜ席がないの？予約制ではないはず。今座っているお客さんもいないのに」と尋ねると 「日本人の宿泊客に窓側席を優先するため、韓国人の客は内側席に」といった内容の返答。これにはあきれた。結局、抗議して窓側の端の席で食べたけど。苦々しい思いをしたわ。

―――――――――――――――――――――――●新羅　社長からしてどうしようもないからね。ひとまず韓国人はこのホテルをボイコットしましょう。（新羅ホテルは、韓国ソウルにあるサムスングループのホテル。社長はサムスングループ2代目会長の李健熙氏の長女の李富真氏です）

●本当に　まるで植民地のような扱いですね。自国民が二流市民の扱いを受けねばならないとは。 ●もう本当に　昨日今日のことではないようね。もし私がその立場なら、戦ってでも窓側の席を獲得するわ。でも、気分は悪いでしょうね。なぜ、そのようなホテルが一級ホテルなのか。とても恥ずかしい。

●□　国内のホテルではなく、タイのホテルに滞在したとき、朝食のため訪れたレストランでそのような経験がありました。窓側、眺めの良い席はみな白人用。アジア人は暗い内側に座らせましたよ。案内する席には座らずに、わざと明るく笑いながら「あそこに座ります」と、窓側の気に入る席に行って座ったけど。やっぱり、いやな気持ちになったわ。 ●マキアート　お客さんを見下しているんですよ。苦労知らずの天下り社長は顧客を大切にしないし、従業員たちの考えも同じなんじゃない。

●韓服入場　新羅ホテルに行くことがあれば、わざと韓服着て行かなきゃあね(笑) ●名無し　日本のホテルオークラをモデルにして作ったのが新羅ホテルと聞いたわ。雰囲気、サービスも似ている。ブュッフェもいいし、散策にもそれなりに趣があったりしたが、駐車場でのサービスが悪かった。それ以降は行ってないわ。

●ところで　インターネットでは、「韓服が不便で危険だから、そのような規定があるのに、有名人が興奮してTwitterにいちいち書く方が問題」という意見も結構多くて驚いたわ。我が家で行事の時には、親戚のおばあさんたちが何人も韓服でレストランに行ったりするけど、裾を踏まれたりすることはなかったわ。若い人々は、結婚式用の豪華な韓服をイメージするようだけど、一般の韓服はシンプルなものも多いのに。 （編集担当：李信恵・山口幸治）



■最新記事
【韓国BBS】衝撃！「金の斧」は、韓国の昔話じゃないの！？
【韓国BBS】日本の原発の放射能が心配「韓国もしっかり対応を」
【韓国BBS】教科書問題で日本への募金は？「キャンセル済み」
【韓国BBS】日本では韓流ブームだが、韓国内で日本文化はどう？
各国ブログから見る日本、世界では日本をこう見る