レアル・マドリーMFカカーは先日からミラノの２チームへの移籍が取りざたされている。だが、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は15日、カカー獲得について「否定」とまでいかずとも、その可能性にブレーキをかけている。

「カカーがミランに？　難しいよ。彼は１年前からレアルにいる。ジョゼ・モウリーニョ監督率いる彼らとの対戦を数日後に控え、カカーについて話すのはよろしくない。カカーはスペインの税制による特殊なサラリーを得ている。スペインでは、バルセロナとレアルは１億5000万ユーロで権利を売るが、ミランはそれよりも財政が良くなくなってしまう」

カカーに関してはスタンバイ状態で変わらないということだ。ただし、ガッリアーニ代表取締役は笑いながら「また数日後に話そう」と締めくくった。

一方で、ガッリアーニ代表取締役はサン・シーロについても言及している。先日、同代表取締役はサン・シーロの今後について話し合うため、インテルのマッシモ・モラッティ会長と会ったが、この日は話が動いていることを認めている。

「我々もインテルもミラノ市と一緒に、ジュゼッペ・メアッツァ（サン・シーロ）を５つ星のエリートスタジアムにすることを考えている。だが、現時点ではそうではなく、そのためチャンピオンズリーグ決勝を招くことができない。とにかく、我々はスタジアムを改善しようとしているよ」

ガッリアーニ代表取締役によると、スタジアムの問題はイタリアサッカーの未来にとって重要なことのようだ。

「我々とヨーロッパの重要なクラブたちの差となっているのは、まさしくスタジアム収入にあるんだ。それらが収支において重要なんだよ」