FWマルコ・ボッリエッロが加わったことで、ローマはフランチェスコ・トッティ、ジュリオ・バチスタ、ステーファノ・オカカ、そしてアドリアーノと、クラウディオ・ラニエリ監督が起用できるストライカーがさらに増えた。だがアドリアーノは、「監督というのはそういう選手たち全員を起用することはしないものだ。ディフェンスのことも考えなければいけないからね」と話している。負傷によりセリエA開幕を前に戦列を離脱した同選手は、次のようにもつけ加えた。

「ボッリエッロの加入はうれしいよ。ローマにとって重要な選手だ。試合はたくさんあるし、すべてに出ることはできない。勝たなければいけない試合で、違いをつくれる選手たちをより多く起用することはあるかもしれないけどね」

ケガをする前にインテルとのイタリア・スーパーカップで20分ほどプレーしたアドリアーノは、イタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューで、自らに対する評価について、次のように話している。

「ネガティブな評価? まずはうまくやれるかどうかを見る必要があるはずだ。評価はそれからだよ。僕は落ち着いている。調子が良ければ素晴らしいシーズンを送れるはずだと分かっているよ。ローマもそれは同じだ。僕はハードワークしなければいけない。それから、君らメディアが評価してくれよ」

さらに、アドリアーノは「すべてに勝ちたいと思うのは当然だ。僕らはすべての目標に集中しているよ。スクデットもチャンピオンズリーグもね。勝つことを考えなければいけない。タイトルを選ぶことはしないよ。一つの目標を達成したい」と、トロフィーを掲げることが夢だと述べている。

最後に、アドリアーノはラツィオとのダービーマッチについても言及。ラツィオには今夏、サンパウロのスターだったエルナネスが加入してりうが、アドリアーノは「彼は素晴らしい選手だよ。ただ、ローマはインペラトーレ(皇帝の意。アドリアーノの愛称)の街だからね」とコメントした。