12日に行われるセリエA第24節で、ミランとアウェーで対戦するウディネーゼ。チームの指揮を執るジャンニ・デ・ビアージ監督は、この一戦で監督として500試合という節目を迎える。敵地サン・シーロでこの記録に花を添えることができれば素晴らしいだろう。

同指揮官はミラン撃破に向けてしっかりと準備をしているようで、「本来このチームにある気持ちを継続して発揮しなければいけない。ミランと対峙するにあたって、正しい戦い方を理解しなければね。良い感じで調整できているよ」と語った。

しかし、簡単な試合にならないことも理解している。今シーズンのウディネーゼは、ミランと2度対戦して2勝している。そして現在のミランは調子を落としているところだが、デ・ビアージ監督はミランの復活を警戒しているようだ。同指揮官は、「復帰する選手もいるし、何かしらの変化があるだろう。(監督の)レオナルドはとてもよくやっている。コンディションの良い選手をピッチに送ってくるだろう」と話した。

相手が翌週にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグのマンチェスター・ユナイテッド戦を控えているため、ウディネーゼとのセリエAは軽視されているのではないかとの見方もある。しかし、デ・ビアージ監督はそういったことに期待はしておらず、「偉大なチームというのは、短い時間で、即座に目標に向かった集中ができるものだ。(10日のセリエAで首位)インテルがパルマと引き分けたことは、ミランのモチベーションを高めているはずだよ」と述べている。