25日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第5節で、マルセイユと1−1で引き分けたミラン。得点を挙げたのは、FWマルコ・ボッリエッロだ。決勝トーナメント進出を決める勝ち点3を得るには、彼のゴールだけでは足りなかった。だが、ボッリエッロはポジティブに考え、すでに前を見ている。

「自分は最高の試合ができたと思う。たぶん、いくつかのチャンスはもっとうまく生かせたんだろうけどね。でも、ドローは決して悪くない。ポジティブに追われるよ。ホームでの僕らには何かが足りないけど、チューリヒへは勝ちに行くってことさ」

ミランは本拠地サン・シーロで苦しんでおり、これは過去とは逆の傾向と言える。

「以前はサン・シーロが常に僕らの城塞だったけど、今年は苦しんでいるね。ただ、マルセイユのリーグ戦が金曜で、僕らが日曜だったということも明らかだったはずだ。彼らは終盤が素晴らしく、僕らをやや苦しめた」

ボッリエッロは今のミランでもっともコンスタントなプレーを見せている選手の一人だ。

「今は穏やかに過ごせている。再び試合に出られるようになって、満足しているよ。1カ月半で僕は自分のポジションを取り戻し、試合に出て、ゴールを決めている。ケガから復帰して以降、チームは負けていないんだ。監督とファンが評価してくれるのも、うれしく思っている。今はより歓迎してくれていると感じているよ」

最後に、ボッリエッロはギリギリまで出場できるかどうか微妙だったものの、大きな意欲が勝ったと明かしている。

「昨日(24日)までひざは腫れていて、今朝はさらにもう少し腫れていた。でも、とても大事な試合だと分かっていたし、逃したくなかったんだ。ちょっと痛みがあるままピッチへ向かったけど、アドレナリンと一緒にすべてなくなったよ」