インテルのジョゼ・モウリーニョ監督は14日付のタイムズ紙で、将来的にはイングランドサッカー界に復帰したいと話した。

インテルを率いて1年目の昨季はリーグ優勝を果たし、今季も現在2位に5ポイントをつけて、セリエAの首位に導いているモウリーニョ。このポルトガル人はここまでの7シーズン、3カ国で5つのタイトルを手にしてきた。

「何かを積み上げたいんだ。もちろん、サー・アレックス・ファーガソンのように一つのクラブにあれだけ長くいるというのは非現実的な望みだが、私はすでに自分のキャリアの次の段階への準備ができている。今とは異なる場所で仕事をしたいと思う」
「ポルトでは、海外進出の権利を得るために優勝するというのが目標だった。チェルシーではクラブの歴史に新しいページを加えるという野望があった。しかし、チェルシーには普通のイングランドのクラブのように持続性を尊重するという文化がなかった」
「私は決して幻想を抱くことはなかった。(オーナーの)ロマン・アブラモヴィッチの性格や、彼を取り巻く人々の考え方を理解していた。10年も続けられる仕事でないことはわかっていた」
「私はインテルを愛しているし、ここの将来を築きたいと思っている。実際、私は今それをやっている。私は自分勝手な監督ではないし、若手を育て、トップチームの若返りをはかるように、将来のことを考えている」
「だが、イタリアはそれをやるにふさわしい国ではない。イングランドこそそうだ。そして、私のサッカーはイングランド・サッカーなのだ」