高性能で低価格な3Dプロジェクタ「Sight3D」

今年は世界的に大きな3Dのムーブメントが起こると予想され、映画やゲームなどのコンテンツ産業においても新たな時代の到来を感じさせる動きが出てきている

NVIDIAが今年に入って発表した「3D Vision」も、こうした3Dコンテンツ産業を見据えた製品であり、家庭でも3Dコンテンツの映画やゲームが体験できる画期的な3Dソリューションと言えるだろう。

ここでひとつ問題なのが、3D対応のAV機器だ。3Dメガネや3Dモニタ、3Dカメラは今年になってから低価格な製品が市場に投入されたが、プロジェクタは依然として高価格で、150万円以上はするものであった。

しかしながら、低価格な3Dプロジェクタへのニーズは学校や研究機関などでも強くあり、ついに株式会社ソリッドレイ研究所から低価格な3Dプロジェクタ「Sight3D」が発表された。

■ゲームやイベントで3D映像を楽しむ時代へ

ソリッドレイ研究所が2009年9月18日に発表した超低価格3Dプロジェクタ「Sight3D」は、実売価格が30万円前後の画期的な価格を実現した3Dプロジェクタだ。

画期的な価格を実現した3Dプロジェクタ「Sight3D」

これ一台で3Dメガネによる立体視が可能であり、3Dゲームや3Dムービーを家庭でも大画面で表示することができる。低価格化によって、飲食店やホテルなどにおいても3D映像の導入が期待できるのに加え、マルチスクリーンを利用した臨場感あふれる3D映像システムの分野においても、モニターの代わりに導入される可能性がある。

背面から見た3Dプロジェクタ「Sight3D」

■3Dにまつわるフェアやイベントを開催へ

テレビや映画などの2D映像に比べてると、3D映像はまだまだ我々の身近なものとは言い難い。しかし、我々が住む世界が3Dであるからこそ、3D映像でなければ表現することができないリアリティあふれる映像もある。

近々の3Dイベントとしては2009年10月22日〜25日の3日間、都内 二歩かがむ未来館 1F 企画展示ゾーンにおいて、超低価格3Dプロジェクタを含めた3D映像ソリューションを展示する予定だ。

最先端の3D映像を体験したい人には、魅力的なイベントと言えるだろう。

国際3Dフェア

日時:10月22日(木)〜25日(日)

場所:日本科学未来館 1F 企画展示ゾーン

ソリッドレイ研究所