スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ(27歳)がインテルからバルセロナに、カメルーン代表FWサミュエル・エトー(28歳)がバルサからインテルへ、27日に移籍した。契約は共に五年間と、両クラブが発表している。

エトーの評価額は2000万ユーロ(約27億1100万円)で、バルセロナは別に移籍金4600万ユーロ(約62億3700万円)を支払い、ベラルーシ代表MFアレクサンダー・フレブを期限付き契約で移籍させている。つまり、イブラヒモヴィッチには6600万ユーロ(約89億4800万円)の価値があったということになる。

なお、インテルはフレブの到着はまだ確認していないが、来年には1000万ユーロ以上で元アーセナルの選手を完全移籍で獲得できることになっている。

イブラヒモヴィッチは記者会見で、「僕はエトーの代わりに来たわけではない。なぜなら、僕は彼とは違う選手だからだ。僕はチームに新しさを運んできた。誰も知らないが、何カ月も前に、僕は(インテルの会長)モラッティに、バルサでプレーしたいと話したんだ。僕を買えるチームは1つしかないと言ったんだ。すばらしいクラブはたくさんあるが、バルセロナのようなクラブは他にない」と話した。

同日早い時間にメディカルチェックを受けたイブラヒモヴィッチは、インテルの最近の親善試合(チェルシー戦)で被った左手の骨折が発見されたため、28日には手術を受ける。

入団発表後、背番号9のユニフォーム姿のイブラヒモヴィッチは、カンプ・ノウに集まった5万人を超えるファンの前でお披露目された。

一方、エトーの入団会見は28日に予定されているが、クラブの公式サイトで「僕はバルセロナで歴史を作ってきた。だが、その歴史はまだ終わっていない。新しいストーリーがインテルで始まるんだ。ゼロから始めることになるが、新しい冒険を求めていたし、すべてがうまく行くことを祈っている」と話した。