元イタリア代表MFダミアーノ・トンマージ(34)が、中国サッカー・スーパーリーグの天津康師傅に移籍入団する可能性が浮上している。天津康師傅の幹部が、トンマージがクィーンズパークレンジャーズとの契約が解除となった1月9日直後から、トンマージにコンタクトを取っていたとのこと。トンマージに提示された条件は、「1年契約で月収4万ドル(約360万円)」と見られている。トンマージは5日、天津に向けて出発する。00−01シーズンにはASローマの中心選手としてリーグ優勝に大きく貢献したトンマージトンマージは、その後ASローマから戦力外通告を受けた際に、セリエA最低賃金となる月給1500ユーロ(当時約20万円)を自ら申し出てチーム残留をした過去もある。

契約書にサインする可能性について「80%はプロフェッショナルとしての選択をしたい。5%は家族のことを考えなければならない。自分が数か月間不在となることで、家族に不都合が生じないのであれば、障壁は何もない」とコメント。移籍へ前向きな姿勢を見せている。

天津康師傅は2003年にインテルのイタリア代表DFマルコ・マテラッツィ(35)の父ジュゼッペ・マテラッツィ氏が監督を務めるなど、イタリアとのパイプがあることで知られている。