アルゼンチン代表のマラドーナ監督は、子供達にサッカークリニックを行うベネゼエラのカラカス市で記者会見を行いアルゼンチン代表、バルサでエースに成長したメッシについてコメントを残した。「引退する頃には私を超える存在でいて欲しい」と始めたマラドーナ監督。メッシを後継者どころか、アルゼンチンの英雄を超えろという大きな期待を寄せている。

 さらに、「私は国のために命を懸けた。怪我をしていても痛み止めを打って戦った。レオにはそういう気持ちで、アルゼンチン国民のために頑張ってもらいたい。アルゼンチン代表でどれだけレオがやれるか全国民が楽しみにしている」とプレッシャーにもなりかねないほどの願いを込めたメッセージを送った。

 自身のアルゼンチン代表監督就任については、「ここまで来るのにとても苦労した。こんなチャンスは人生に一度しかない。選手達はリーダーを必要としている。私がそのリーダーになりたい。すばらしい選手が揃っているから満足だよ」と語った。1986年メキシコW杯以来遠ざかっている世界制覇については、「私の目標はアルゼンチン代表のユニフォームが残した伝説をもう一度取り戻すことと、選手達にアルゼンチン代表のユニフォームを着て戦う意味を再確認させること」と続けた。今度は監督としてW杯を掲げるマラドーナを見られる日が来るのだろうか。

(スペイン通信)