クラシコの熱はまだ冷めてはいない。“ラジオマルカ”に出演したカンナバーロはメッシのプレーについて、「今までマラドーナのようにたくさん足を蹴られる選手を見てきたけどそんなに文句は言っていなかった。メッシは自分で倒れていることもあるし、もっと倒れないように我慢して、文句もあまり言わない方がいい」と語り、メッシのプレースタイルを批判した。

 R・マドリー戦の翌日、カタルーニャ州の一般紙“El periodico”で連載している元バルサ監督のクライフ紙もメッシのプレーについて「ボールを放して、チームのためにプレーすることもしなくてはいけない」と個人技に走りすぎるためにファールをもらうとメッシについて話した。

 これに答えるように、まずはカンナバーロのコメントについてメッシは、「たぶん人のことを言う前に自分のチームの心配をした方がいいんじゃないかな」と冷静な表情で語った。クライフ氏についても、「クライフが言っていることにはあんまり興味ないよ」として、全く相手にはしていない様子だ。

 ファールを受けることが多いが主審については、「別にファールを取ってほしいなんて頼まないよ。主審には主審の仕事があって、それをしっかりやろうとしていると思う。プレッシャーを彼らに与えるのはよくないと思うよ」と、主審の判定に対して疑問さえ無い様子だ。メッシには“プレースタイルを変える”という言葉は存在しない。

(スペイン通信)