主催、櫛井優介氏

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ライブドアが主催するマネタイズHacksが10月29日に渋谷にて開催された。
場所はネットイヤー様提供の会議室を借りて行い16時からの開催となった。

第一回は個人でのマネタイズ発表だったが、今回はチームでの発表だ。チームはA〜Gの7チーム。
受け付けでクジ引きをしてチームが決められる。

幹事、櫛井優介氏の挨拶
ライブドアスタッフでありマネタイズHacksを開催までこぎつけた人物、櫛井優介氏の挨拶から始まった。
「BlogとかCGMで稼ぐのって大変だなあ……詳細はいわずとも稼ぐ方法は共有できるかも! 泥臭くてもいい!
ウェブサービスでお金を稼ごう」

とスクリーンに映し出された今回のマネタイズHacksの概要が説明され挨拶は終わった。

※そもそもマネタイズとは……ウェブサービスからお金を生み収益化することをいう。広告収入もマネタイズの一つといっていい。

今回のお題
今回のマネタイズのお題は『tumblr(タンブラー)』というサービスをマネタイズしてみようというものだ。
こんなこと言ってはなんだが、全く収益化されていないサービス『tumblr』でどれだけマネタイズできるのかを各チーム毎に案を出す。
『tumblr』とは画像やブログ、ニュースの記事を引用しまくるサービスで手軽に使えることで海外で大人気。
最大の利点が登録から投稿までが面倒が無く思い立ったら引用しまくる癖が付くほどだ。
また、『tumblr』のマッシュアップサービスも数多く存在し人気の画像を抽出して閲覧出来るサイトも存在する。
トレビアンニュース記者もアカウントを5つ持っているくらいハマっているサービスだ。
さて、各グループはどのようにしてこの『tumblr』をマネタイズしていくのか?

チーム毎にマネタイズを考える
続いて決められたグループ毎にマネタイズ案を考える。
与えられた時間は約40分で、大きな紙に案を書いて(描いて)いく。とてもITリテラシー高い集団が集まったイベントとは思えないが、これはこれで面白い。
各グループが大きな紙に案を書いている様子を見ていると大胆な案からcoolでイケてる案まで様々だ。
時間になると休憩を挟んで各チーム毎に発表となる。


マネタイズ発表
発表は各自10分の持ち時間がありAチームから順番に発表となる。

様々なマネタイズ案が発表され広告モデル、OEM供給など現実的なマネタイズを発表チームもあれば、コンテンツを切り売りするといった斬新なアイデアを発表するチームもあった。
中でも注目を浴びたのがネーミングライツ(命名権)だ。『tumblr』そのものをネーミングライツに売りに出しマネタイズするという発想だ。
ネーミングライツはスタジアムによく用いられる事が多く、10年前から盛んに行われるようになった。
最近では『鷹の爪THEムービー2』がネーミングライツを行ったことで有名だ(サントリーの黒烏龍茶がスポンサー)。

「『tumblr』という名前はそんなに重要じゃない」という意見もあり、この案に賛同する者も多かった。


ディスカッション
各チームのマネタイズ発表が終わるとこんどは『tumblr』についてディスカッションだ。
約40分間ディスカッションをするのだが、いろんな意見が飛び交った。
「みなさん『tumblr』使ってます?」という質問に対して「会場の半数ほどが手を挙げるが「はてなブックマークを使っている人」という質問に対してはほとんどの人が手を挙げる結果になった。
やはり国産サイトなだけあって、はてなは強い。
また『tumblr』のネックになっている著作権問題なども挙げられ、引用しているサイトでどのようにマネタイズするのかを課題としてあげられた。
そのほか、売却するというアイデアも挙げられたが、『tumblr』そのものがPRツールなので資産価値があるかどうかが不透明だと意見された。

主催の櫛井氏によると、「今回のマネタイズHacksでは画像やテキストの要素が沢山あるサイトとしてtumblr』をテーマに選んだ」と述べていたが意外と広告によるマネタイズ案は少なく、その理由としては先程も述べた様に権利関係の問題があるという。


そして順位発表
マネタイズHacksは5つの項目からの採点方式になっており“独創性、将来性、即効性、収益性、現実性”の項目ごとに採点をつける(各最高5点満点)。
これらの得点の高い順上位3チームが発表された。
順位は以下の通り。
3位 …… チームB(FICC 上村氏、オモロキ鎌田氏、サイバーエージェント 常泉氏)
2位 …… チームG(はてな 川崎氏 livedoor 佐々木氏、チームラボ 高須氏、paperboy&co. 谷脇氏)
1位 …… チームD(livedoor 坪田氏、アジャイルメディア・ネットワーク 福田氏、グリムス運営チーム 相川氏)

以上の様な結果になったぞ。
1位のチームにはマネタイズに相応しい豪華な賞品がおくられた。
その賞品とはそろばんとお札風メモ帳。

せっかく賞品を受け取ったのにあまり嬉しそうじゃないのは何故?
マネタイズHacks後の懇親会では各社の交流会となり金の話……、ではなくマネタイズについてのノウハウを意見交換していたぞ。

マネタイズHacksを終えてほとんどを取り仕切ったライブドアの櫛井優介氏は、
「第一回は『参加者が全員発表者である』というのをテーマに行ったのでかなり敷居が高い会であったと同時に、イベントとしてはかなりゆるーい会でした。
第二回をやるなら、ディスカッションできる形式でやりたいねと話していたのもあり、今回は1つのサイトをどうマネタイズするか議論する内容で開催しました。
第二回を開催するにあたって、名札を作ったり小さく色々なネタを仕込んだりと結構苦労しましたが皆さん楽しんでいただけたようでとても嬉しいです。
次回はもうやりたくありません!」

と、開催するのか開催しないのかわからないコメントを頂いた。

また、コメントありがとう御座いますと言って記者が去ろうとしたところ櫛井氏は続けて、
「ところで、売り上げをあげる方法って知ってますか? 極論ですが、高く売るか、コストを抑えるか、のどちらかしかないのですが今回『EDGE co.Lab』てのを初めまして、なんとサーバをライブドアが無料で貸したりしちゃうんです。宣伝やめてください? まぁいいじゃないですか。で、ですね。即効性の高いマネタイズ方法やウェブサービス運営のノウハウなんかもさらっと伝授しちゃおうぜっていう面白い取り組みなのです。是非ご応募くださいね!」

と、強引に営業開始。『EDGE co.Lab』というサービスが始まるらしいのだが個人のウェブサービス運営者は、この『EDGE co.Lab』に参入してみると良いだろう。

どうせ第三回マネタイズHacksも開催されるんだろうが、その際は今まで参加しなかった方も是非応募してみて欲しい。

トレビアンニュースはどうしたらマネタイズできる?

<参加企業一覧>
株式会社オモロキ
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社
グリムス運営チーム
株式会社インデックス
株式会社FICC
株式会社サイバーエージェント
株式会社サイバーマップ・ジャパ
サイボウズ・ラボ株式会社
株式会社cavii
チームラボ株式会社
株式会社paperboy&co.
株式会社ライブドア
株式会社リクルート
株式会社はてな
ネットイヤーグループ株式会社
(順不同)


参照:第二回マネタイズHacksが開催されました!(livedoor ディレクターBlog)
参照:EDGE co.Lab

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