伝説の怪物クラーケンのような巨大イカの捕獲された画像
ニュージーランドで全長8m、重さ450kgを超える巨大なダイオウホオズキイカ(Colossal Squid)が捕獲され、国立博物館で調査のため研究グループにより解剖された時の様子。
伝説の怪物クラーケンのモデルではないかと言われるダイオウイカ(Giant Squid)より、さらに大きいとされるこの巨大イカですが、深海に棲息するため発見例は少なく、まだ動いているような状態となるとほとんど前例はないそうです。
険しい歯の付いた吸盤や、鋭いくちばしのような口など、貴重な画像をご覧ください。
南極沖合いのロス海で、偶然漁船に引っかかったそうです。
最大の大王イカは完全解剖しませんでしたが、破損してしまったもう少し小さい固体のものを解剖している画像。それでも貴重な数少ないデータになるそうです。
こちらはダイオウイカの解剖。スルメにするには大きすぎます。
吸盤に魚を捕らえるための、鋭い釣り針のような返しがついています。
この巨大イカの体はめったに発見されませんが、クチバシのような口は、マッコウクジラの胃袋から発見されることがあるそうです。以前、「まるで人間のような歯を持つ深海のイカ 」という記事を紹介しましたが、あちらは25mmというかなり小さいイカで対照的ですね。
動物界最大とされる巨大な目。10.6インチ(約27cm)もあるそうです。深海の暗闇で獲物を見つけるために発達したのだろうと科学者たちは考察しています。
目の水晶球(レンズ)もオレンジ並の大きさ。
オレンジ色をした卵巣の様子。何千個もの卵が収まっているそうです。
こうしてみるとモンスターのようでちょっと恐ろしい。伝説の怪物クラーケンといった雰囲気を持ってますね。
さっきスルメにては大きいなんていいましたが、イカはイカ。というわけで本当に食べてみちゃいました。それもスルメじゃなくてイカ刺で。実際にはアンモニア臭がきつくてまずいそうです。この手の巨大イカに共通する特徴だとか。残念!?
調査後には、整復されて永久保存されるそうです。
A Close Look at the Colossal Squidより