チェルシーのアンドリー・シェフチェンコが自身のプレミアリーグ移籍について、「決して失敗ではない」とコメント。継続性が必要と語るウクライナ代表FWは、ACミラン復帰についても全面的に否定している。

 イングランドのサッカー関係者やメディアは、チェルシーで2シーズン目を迎えたシェフチェンコに対して、一様に厳しい見方を示している。ケガの影響もあり、出場機会が限られているシェフチェンコの移籍に対して、「失敗」と言い切る声も多い。しかし、このウクライナ代表FWは、通算で14ゴールを記録した昨シーズンの出来は決して悪くなかったと主張。継続的に試合に出場できれば、ミラン時代の輝きを取り戻せると語っている。

「昨シーズンはプレミア一年目で14ゴールを記録した。ミラン時代のように30ゴールを決めたわけではないけれど、騒ぎ立てられているほど悪い結果だったとは思わない。一番の問題は、継続的に試合に出場出来ないことだ。今シーズンは、10試合で7ゴールと結果を残しているし、調子も良かった。でも、背中を負傷してしまって、1ヶ月ほどは試合に出れない。それでも、イングランドのフットボールにも慣れてきたし、早くチームのために戦いたい」

 さらに、根強く囁かれるACミラン復帰については、「チェルシーに残留したい。過去を考えるのは意味のないことだ」と、噂を一蹴したシェフチェンコ。「戦術重視のイタリアと違い、スピードと本能がすべて」と分析するイングランドのフットボールで、本領を発揮する日は近いのかもしれない。