タイの前首相タクシン氏が総額8160万ポンド(約200億円)でチームを買収。豊富な資金力を活かしてエリクソン監督招聘や活発な選手獲得の意欲を見せているプレミアリーグ、マンチェスター・シティが、1月の移籍マーケットでアルゼンチン代表のエース、リケルメ獲りに執念を燃やしている。

 リケルメは昨シーズン、ボカ・ジュニオルスを南米チャンピオンの座へと導き、今シーズンはレンタル復帰でスペインのビジャレアルへ戻ったものの、移籍に関してクラブフロントと揉めたこともあって、現在は出場機会が与えられていない。

 そんななか、エリクソン監督は、「リケルメの実力は言及するまでもない。我々は1月の獲得に向けて資金の準備も整っている」とコメントしている。リケルメには他チームからのオファーも噂されているが、イングランドでは資金面でマンチェスター有利と伝えられている。あとはビジャレアルの出方次第。果たしてリケルメはドーバー海峡を渡るのか。やがてその答えは出るだろう。