24日、日本経団連のパーティーで奥田氏に促されて壇上に向かう小泉首相。(撮影:吉川忠行)

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小泉純一郎首相は24日開かれた日本経団連総会後のパーティーであいさつし、奥田碩・日本経団連前会長について、経済財政諮問会議の民間議員を続投させる考えを明らかにした。

 小泉首相は、「財界総理がいかに影響力があるか。小泉は何もしていないけれども、経済は良くなってきた」と奥田氏を持ち上げ、「奥田会長は経団連会長を辞められても、引き続き経済財政諮問会議の民間議員としてご指導いただく」と明言。政治献金再開なども念頭に、同氏と経団連に対し感謝の意を表した。

 また、首相は「今日は教育基本法改正案の審議で『教育こそ発展の原動力』と答弁したが、実際には経済の方も大事。経済力は政治の活力の源だ」と会場を沸かせ、「今後も政治と経済が緊密に協力しながら日本の社会をよりよくするために、ご協力を頂きたい」と集まった経済人に呼びかけた。 【了】

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