車に謎の「家に猫がいます」ステッカー どうでもいい情報ではなく意味が…「事故などあったら猫を保護してほしい」
初心者マークやシルバーマークをはじめ、赤ちゃんが乗っていることを示すものなど車には様々なステッカーが貼られているが、「家に猫がいます」というステッカーがSNSで話題を呼んでいる。「どうでもいい情報」という声がある一方、飼い主にとっては重要なメッセージだという意見も寄せられている。
このステッカーは、黄色地に黒い猫のシルエットが描かれたもの。猫の下には「家に猫がいます」という言葉が書かれている。商品説明には、「車に乗っていない自宅でお留守番中の猫の存在を後方の車へ伝えます」と記されているが、後ろのドライバーにとっては不必要な情報。Twitterでも、「どうでもいい情報好き」という投稿が拡散し、ユニークで面白いと話題になっている。
一方、「家に猫がいます」は、飼い主にとって重要なメッセージだという指摘も複数。事故などで動けなくなった場合、家に猫がいることを示すことで助けを求めるためのものだという。
「事故などで自分が意識不明になった時にこのシールに気付いたら家にいる猫を保護してほしいという意思表示です」
「何かあった時にこの人の家には猫がいるから猫に助けが必要と分かってもらうためです」
「運転者が事故に遭い、救急搬送で入院や死亡した時に、万一を考えての表示です」
「これを見たあなたがペットが家に残されていると気がつき、助けられるようにどうか動いてくださいという願いが込められています」
「めちゃくちゃ大事な情報だと思う…私がもし出先でなにかあったときに、何らかの手を使って誰かが家にいる我が主のケアをしてくれたらどれだけいいだろう」
また、「子供が乗っています」「Baby in car」というステッカーも、「事故になったときは子供を先に助けて下さい」「まず赤ちゃんを探してほしいというご両親のお願い」という意味が込められているという。
なお、「家に猫がいます」の開発意図について販売元の「kakuo gadgets」に確認したところ、当初は後ろのドライバーが笑顔になれる「面白いもの」として作ったとのこと。ただ、事故に遭った際に猫を助けてほしいという意思表示や煽り防止、玄関に貼り猫の飛び出しに注意を呼びかけるなど、それぞれの解釈で「自由に使っていただければと思います」とのことだった。