トルシエ氏が「W杯に100%選ぶべき」と推す日本代表選手は? 香川は「俊輔と同じになり得る」
21日放送、日本テレビ「Going!Sports&News」では、元サッカー日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏にインタビュー。ワールドカップ(W杯)の2カ月前にヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任した日本代表について取材した。
2002年の日韓W杯で日本を率いたトルシエ氏。自宅に甲冑や日本刀、仏像など、日本の物であふれ、当時の写真を大切に保管している同氏は、「あのときを思い出すとうれしくなる」と日本への想いを語った。
西野朗監督の就任について、トルシエ氏は「日本人を理解し、ハリルホジッチの考えも理解しているので、これまでの代表と完全に断絶されることはない」と、「最善の決断だった」と評価した。
1998年W杯で3カ月前に南アフリカ代表の監督に就任した経験を持つトルシエ氏は、「コンディションの良い選手で初戦のシナリオを描く」ことがまず大切とし、「どんなシナリオになっても動じないようにプラスアルファとなる選手について考える必要がある」と続けた。
では、どんなメンバーを招集すべきなのか。トルシエ氏が「彼のいない日本は考えられない」と、まず名前を挙げたのは、「ゴールも決めるし、素晴らしいクオリティーもある」という本田圭佑だ。
メキシコリーグで15試合7ゴール7アシストと結果を出している本田について、トルシエ氏は「キックが一流」と評価。フリーキックが重要な現在のサッカーにおいて、直接フリーキックを決められる本田は「大きな武器」になるとし、「私なら100%選ぶ」と太鼓判を押している。
一方で、香川真司については「ドイツの1部リーグでプレーしているので、経験は豊富。技術もあり、ゴールを決められる」と評価しつつ、「コンディション次第では、かつての中村俊輔と同じ状況になるかもしれない」との見解を示した。
日韓W杯で中村を外したトルシエ氏は、「コンディションが100%整っていれば選んでいた」と、状態が万全ではなかったと説明。先日負傷からの練習復帰が報じられたばかりの香川も、コンディションがメンバー入りを左右すると考えているようだ。
その香川と「どちらかを選ぶことになる」とトルシエ氏が評価したのは、柴崎岳だ。「なんといってもバルセロナからゴールを奪った男だからね」「中盤の攻撃的な選手でアシストもゴールもできる」と、香川と比較される存在に挙げた。
一方で、トルシエ氏は「試合が動かないときや戦術の相性で勝てないときがある。そんなときは稲妻が必要だ」ともコメント。「ドリブルで局面を打開してゴールを決めてくれるから重要」と、原口元気と乾貴士もキーマンだと指摘する。
トルシエ氏は「原口はW杯に必要なフォワードそのもの。すばやく技術もあるので、PKを奪えるかもしれない。守備にも参加するし、チャンスになったらすばやく切り替え攻撃に参加することもできる」と絶賛。「100%メンバーに選ばれるでしょう」と、原口も欠かせない選手と推薦した。
最後に、トルシエ氏は「選手全員に役目があることを気づかせることが大切。それが国の代表チームをつくるということ」だと、愛する日本代表に激励の言葉を送っている。
2002年の日韓W杯で日本を率いたトルシエ氏。自宅に甲冑や日本刀、仏像など、日本の物であふれ、当時の写真を大切に保管している同氏は、「あのときを思い出すとうれしくなる」と日本への想いを語った。
1998年W杯で3カ月前に南アフリカ代表の監督に就任した経験を持つトルシエ氏は、「コンディションの良い選手で初戦のシナリオを描く」ことがまず大切とし、「どんなシナリオになっても動じないようにプラスアルファとなる選手について考える必要がある」と続けた。
では、どんなメンバーを招集すべきなのか。トルシエ氏が「彼のいない日本は考えられない」と、まず名前を挙げたのは、「ゴールも決めるし、素晴らしいクオリティーもある」という本田圭佑だ。
メキシコリーグで15試合7ゴール7アシストと結果を出している本田について、トルシエ氏は「キックが一流」と評価。フリーキックが重要な現在のサッカーにおいて、直接フリーキックを決められる本田は「大きな武器」になるとし、「私なら100%選ぶ」と太鼓判を押している。
一方で、香川真司については「ドイツの1部リーグでプレーしているので、経験は豊富。技術もあり、ゴールを決められる」と評価しつつ、「コンディション次第では、かつての中村俊輔と同じ状況になるかもしれない」との見解を示した。
日韓W杯で中村を外したトルシエ氏は、「コンディションが100%整っていれば選んでいた」と、状態が万全ではなかったと説明。先日負傷からの練習復帰が報じられたばかりの香川も、コンディションがメンバー入りを左右すると考えているようだ。
その香川と「どちらかを選ぶことになる」とトルシエ氏が評価したのは、柴崎岳だ。「なんといってもバルセロナからゴールを奪った男だからね」「中盤の攻撃的な選手でアシストもゴールもできる」と、香川と比較される存在に挙げた。
一方で、トルシエ氏は「試合が動かないときや戦術の相性で勝てないときがある。そんなときは稲妻が必要だ」ともコメント。「ドリブルで局面を打開してゴールを決めてくれるから重要」と、原口元気と乾貴士もキーマンだと指摘する。
トルシエ氏は「原口はW杯に必要なフォワードそのもの。すばやく技術もあるので、PKを奪えるかもしれない。守備にも参加するし、チャンスになったらすばやく切り替え攻撃に参加することもできる」と絶賛。「100%メンバーに選ばれるでしょう」と、原口も欠かせない選手と推薦した。
最後に、トルシエ氏は「選手全員に役目があることを気づかせることが大切。それが国の代表チームをつくるということ」だと、愛する日本代表に激励の言葉を送っている。