Photo by Nicholas Kennedy Sitton(写真はイメージです)

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『週刊文春』(文藝春秋)に二股不倫疑惑を報じられていた、お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之(47)が、レギュラーでMCを務めている『バイキング』(フジテレビ系)に8月11日生出演し、一連の報道について自ら釈明した。

 疑惑発覚後、初の公の場となったこともあって、宮迫は冒頭から深々と頭を下げた。報道について事実と認め、「魔が差しまくった」「下心はあった」と当時の心境を語った。また、同誌記者からの直撃取材に対して「オフホワイト」と回答したことについて、MCの坂上忍(50)から追及されると「グレー」と色を訂正し、その上で「一線は越えていません」と、行為についてはきっぱりと否定していた。

 宮迫は、同番組の出演に関しても「来たくはなかったけど、嫁に『行ってこい』と言われた」と、心中を告白していた。宮迫の妻は、芸能界屈指の恐妻家として知られており、今回の報道に関しても「何回目や」と激怒されたという。本人はこれで、一件落着といきたいところだろうが、そうすんなりと終わらないのではとみる声も少なくない。

「『週刊文春』は、持ちネタが複数揃った段階で第一波を報じる。今回の報道についても、続報が出るのではとみている記者は多いですよ。番組中も、火遊びだったと強調していましたが、そのような関係性の女友達はたくさんいるということです。あれだけの釈明を行った後で、実際に“ブラック”な関係の女性が現れたら、いよいよ笑い事では済まないかもしれませんね」(芸能記者)

 宮迫に心当たりがあるとすれば、むしろ今が一番、余罪の発覚に怯えていることだろう。

■芸風とは裏腹に”根暗”な性格の宮迫の不安

 宮迫も今や数多くのレギュラーを抱える大物芸人だ。特に、島田紳助(61)の電撃引退後は、そのポストとして、司会業を中心に一気に芸能界の地位を築いていった背景がある。

 しかし、自らを「根暗」と称するなど、芸風とは裏腹に繊細な性格でも知られており、過去に胃がんの手術のため入院した際には、多忙を極めるストレスが影響したのではとの疑いもあがったほどだ。今抜けられてしまえば、埋め切れない穴が開くことは間違いないだけに、これ以上仕事に影響が出ないよう、事務所が動く可能性もあるのだという。

「かつて某大物芸人が不倫を報じられた際には、そのお相手だった女性が芸能界から姿を消していたこともあって、相当な額の手切れ金を支払ったのではとも噂されていました。事務所は宮迫に関しても、今回の生謝罪で何とか沈静化させたいと考えているでしょうが、さらなる続報が出る可能性があるのならば、なんらかの対応が取られる可能性はある」(芸能記者)

 宮迫の不倫騒動は、なにやらまだまだ続きそうな気配である。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。