川崎宗則、カブス解雇も現地で圧倒的人気 「球界は速やかな復帰望んでいる」
カブスで愛されたムネリン、解雇決定に「間違いなくこれは悲しい知らせ」
川崎宗則内野手がカブスからリリースされたことを受け、MLB公式動画サイト「Cut4」が同選手の特集を組んだ。ベテラン内野手がいかにカブスで愛されていたかを伝える内容で、「カブスがムネノリ・カワサキを解雇したが、彼のチームでの素晴らしい瞬間を思い出そう」と伝えている。
カブスは28日(日本時間29日)、今季マイナー再契約を結んでいた川崎宗則内野手の契約をリリースすると発表。35歳は招待選手としてメジャーキャンプに参加し、ここまでオープン戦で17試合に出場していたが、メジャー開幕を前に契約解除となった。
開幕を前に解雇となったベテランについて、「Cut4」は「間違いなく、これは悲しい知らせだ。昨オフにカワサキがカブスと契約を結ぶと、彼はシカゴファンのお気に入りとなった」、「MLBではわずかな露出であっても、カワサキはいまだカブスファンの心を掴んで離さない」とレポート。多くの動画や画像で、カブスでの軌跡を振り返っている。
今回の発表直後、地元紙は球団側が川崎の保有権を保持するための10万ドル(約1100万円)の支払いを避けたとの見方を伝えつつ、マイナー再契約を望んでいることをレポートした。マドン監督も地元メディアの取材に「私は彼をチームに欲しい、それは間違いない。“リリース”という言葉は時に残酷だ、しかし改まることもある。彼が戻ってくることを願っている」とコメントしており、今後、カブスとマイナー再契約を結ぶ可能性もある。
今回の決定により、他球団との交渉も可能となった川崎。再びカブスに戻るのか、それとも新たな所属先を模索するのか。「Cut4」は「球界は彼の速やかな復帰を望んでいる」と伝えている。