韓国の自殺率の高さは日本でもすでに広く知られている。2013年の自殺者数は1万4427人にのぼった。韓国統計庁の調査結果によると、1999年の時点で10万人あたり15人だった自殺者数の割合は、2000年代に入り急増した。2011年にはピークを迎え、10万人あたりの自殺者数は30人の大台を突破。2014年もほとんど同様の数字で推移しており、自殺問題の改善に向け前向きな兆候は見当たらない。むしろ、事態は悪化している側面もある。