ナノテクノロジーやMEMSが進歩したことで、アナログだったものがどんどん「スマート化」されている。医療分野でもこの流れは加速しており、ついには「スマートな」手術用縫合糸が登場した。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のJohn Rogers教授らが開発したスマート縫合糸は、ポリマーや絹製の糸に極薄のシリコンセンサーを一体化させたもので、厚みは数百ナノメートル(1ナノメートルは、100万分の1ミリメートル)程度しかない