結核は過去の病気ではなく、今も多くの人が苦しんでいる感染症です。年間約1万人が感染し、1500人以上が亡くなっています。関西地方での感染率が高いことや、高齢者施設での集団感染など、結核の現状と予防法について、関西医科大学付属病院・宮下修行教授への取材をもとにまとめました。感染経路、症状、治療法、そして最も重要な予防法である免疫力向上のポイントを解説します。◎宮下修行:関西医科大学附属病院教授呼吸器