“多様性”という言葉が周知されて久しいが、もともと多様性というよりも“均一化”が図られ国際競争力を高めてきた日本では、“多様性疲れ”ともいえる現象が起きているという。 そもそも多様性とは何か。日本で本質的に浸透しない背景には何があるのか。生物学者池田清彦氏の新刊『多様性バカ』より、一部を抜粋して紹介していこう。 ◆多様性のなさが功を奏して短期的な繁栄を手にした日本人同じ種でもいろんなゲノム(