すでに最終予選進出を決めている日本にとって、6月のW杯アジア2次予選の2試合は、いわば消化試合だった。それでも、森保一監督は妥協なく現時点でのベストメンバーを招集し、ミャンマー、シリアをともに5-0と一蹴した。消化試合を無意味なものとしないためにも、この2連戦では最終予選に向けて戦いの幅を広げるべく、新たな試みがなされた。攻撃的な3バックの採用である。左サイドで圧倒的な存在感を示した中村敬斗photo by