今年の春は、大学最終学年に結果を残すことの難しさを痛感させられるシーズンだった。今秋ドラフトの目玉格である宗山塁(明治大)はコンディション不良のため、リーグ戦わずか5試合の出場。打率.174と自己ワーストの成績に終わった。宗山と広陵高時代の同期である渡部聖弥(大阪商業大)も打撃不振に苦しみ、打率.220、1本塁打とらしくない数字に留まっている。そんななか、存在感を見せたのは西川史礁(みしょう/青山学院