今年3月末、定年によりオリックスを退職した松本正志氏。松本氏は1977年のドラフトで阪急(現・オリックス)から1位指名を受け、1年目から日本シリーズに登板するなど大きな期待を背負ったが、10年間の現役生活で挙げた勝利はわずか1勝。引退後は用具係の裏方としてチームを支え、阪急からオリックスへの球団譲渡、イチローフィーバー、近鉄との吸収合併、そして昨年までの3連覇など間近で見てきた歴史の証人である。松本氏に