犯罪を取り締まる検察官や警察官は、どんな人物なのか。関西学院大学名誉教授の鮎川潤さんは「ロッキード事件で田中角栄元首相を有罪へと導き、のちに検事総長となった伊藤栄樹氏は、泥酔して他人の庭に侵入する不祥事を二度も起こしている。検察が身内に甘さを見せるべきではない」という――。※本稿は、鮎川潤『腐敗する「法の番人」警察、検察、法務省、裁判所の正義を問う』(平凡社新書)の一部を再編集したものです。■大