クラシック音楽の指揮者として国際的に活躍してきた小澤征爾さんが2024年2月6日、心不全のため亡くなったことがわかった。88歳だった。近年は体調がすぐれないことが多く、病と闘いながらの音楽活動だった。日本人ながら、西洋音楽の頂点に上り詰め、圧倒的な人気を誇った「世界のオザワ」の訃報に、内外から追悼の言葉が相次いでいる。ウィーン国立歌劇場の音楽監督も1935年、旧満州の奉天で生まれた。自伝的著書『おわらない音楽