気力も体力もとっくに限界を超えていたが、どこかでこう思ったのだ。この困難を乗り越えれば、今更かもしれないが、自ら輝ける恒星になれるのではないか、と――(写真:favor-reef/PIXTA)定年退職後、所属なし、希望もなし。主人公は全員70歳。かつて応援団員だった3人が、友人の通夜で集まった。そこに、「応援団を再結成してくれ」と遺書が届くが、誰を応援してほしいのかがわからない……!?熱くて尊い、泣ける老春小説『お