出入国在留管理庁(入管庁)が発表した全国の収容者数は、2020年4月15日時点で1209人、2020年6月末で507人、2021年6月末で164人、2021年11月15日時点で134人。この数字が示すように、新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、入管庁が収容方針を変更した2020年の春以降、全国の収容施設では仮放免(一時的に身柄を解く措置)が一気に進んだ。コロナによって収容者の総数が急減した一方、3年以上の長期収容者の数は、2021年6月末