「為民以天」――民を以って天と為す、というこの言葉は、「人民大衆中心のウリ(我々)式社会主義」を標榜してきた北朝鮮が、ずいぶん前に掲げていたモットーだ。金正恩総書記は12日に閉幕した朝鮮労働党第8回大会で、党のスローガンとして改めて打ち出した。北朝鮮の政治経済が、本当に人民大衆中心で回っていくなら喜ばしいことだ。国家が人民の声に真摯に耳を傾ければ、深刻な人権侵害は改善に向かう。人民の声が政治に届くよ