家族と一緒にものを食べる「食卓での団らん」は、日本では理想の姿だとされてきた。では、1人での「孤食」は問題なのだろうか。宮城大学の石川伸一教授は「共食という行為だけをとらえて過剰に期待するのには、用心しなければならない」という――。※本稿は、石川伸一『「食べること」の進化史』(光文社新書)の第4章「『未来の環境』はどうなるか ―食と環境の進化論―」の一部を再編集したものです。※写真はイメージです(写