1994年にミランでチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験しているズボニミール・ボバン氏が、12日に行われたセリエA第30節サンプドリア戦後に、ミランを厳しく批評した。

「ミランの問題は、本当に選手たちが弱いことだ。この選手たちでチームをつくるなど、ほぼ不可能だよ。何を出すことができるのか分からない。(フィリッポ・)インザーギ監督にも素晴らしいプレーのコンセプトがあるわけじゃないが、この選手たちを一緒に走らせるのは大変だよ。とても難しいことだ。少し秩序がない。とても厳しいよ」

インタビューに応じたインザーギ監督に対しても、ボバン氏は次のように述べている。

「今夜、私は今のミランというチームの価値に気づいた。このような試合の後で満足しているというのは、本当に難しいことだ」

直前にチームを称賛していたインザーギ監督は、納得しなかったようで、こう返している。

「(サンプドリアのシニシャ・)ミハイロビッチ監督が後半からチームを変えてきたということは、それまでに我々が良いプレーをしていたからだ」

だが、ボバン氏は次のように続けた。

「あなたたちは前半、彼らより良かった。だがそれは、彼らがあまり不十分だったからだ」

インザーギ監督はここで少し怒りをみせ、こう述べている。

「もちろんだ。我々が良いプレーをしているときは、相手が不十分だからなんだよね。問題ないさ」

さらに、サンプドリア戦の分析で過剰な満足感を示したと批判したマッシモ・マウロ氏にも、インザーギ監督はこうコメントした。

「我々は異なる2試合を見ていたんだろう。よくあることだ」