Androidガラホはどこまでフィーチャーフォンに近付けたか！？au向け折りたたみ型「AQUOS K SHF31」の内蔵アプリを紹介【レビュー】
| どこまでケータイユーザーの受け皿になれる？！内蔵アプリや機能を確認！ |
発売から2週間が経過し、一部のカラーが品切れをした店舗も出てくるなど、順調な滑り出しとなっている"ガラホ"とも呼ばれるau向け折りたたみ型Androidケータイ「AQUOS K SHF31」（シャープ製）。
形状や外観だけでなく、従来型携帯電話（ケータイまたはフィーチャーフォン）を使ってきたユーザーがそのまま違和感なく使えるようなユーザーインターフェース（UI）を倣ったものとなっており、ほとんどの機能をキー操作で可能です。
◯メニューや基本的な機能は”ほぼ”ガラケー
待受（ホーム）画面（写真=左）およびメインメニュー画面（写真=右）
待受画面はケータイ同様にカレンダーや時計の表示のオンオフが可能となっていますが、表示位置を動かすことはできません。
待受画面からダイヤル（数字）キーを押せばすぐに発信画面に移行し、メールキーやWebキー、カメラキーなどを押した場合の動作もケータイと同様に鳴っています。
一方、Androidらしい点としては「ライブ壁紙」に対応していることですが、記事執筆時点（2015年3月5日時点）では標準で搭載されている「ネクサス」および「フェーズビーム」、「水」のみとなっています。
また、メーカーサイト「SH SHOW」にて、天気やニュースが随時更新される「情報ライブ待ち受け」が入手できます。
さらに、待受画面で十字キーの真ん中にあるセンターキーを押すとメインメニューが表示され、画面の見た目には完全にケータイのメインメニューと同じで、ここから各サービスや機能のサブメニューを呼び出せ、サブメニューも縦に並んだ文字のメニューとなっています。
◯au提供の基本的なサービスは網羅
”サービス”のメニュー一覧（写真=左）・LISMO!の画面（写真=中央）・auナビウォーク
auが提供している音楽サービス「LISMO」や地図・経路検索サービス「auナビウォーク」などに標準対応しています。ここで違和感を感じた方は正解、フィーチャーフォン向けの「EZナビウォーク」がauスマートフォンで提供されている「auナビウォーク」となっています。
この辺りはAndroidなので既存のスマホ向けアプリをAQUOS K SHF31向けに最適化したものが提供されてます。
一方で、auが提供している「auスマートパス」のAQUOS K SHF31向けのページを見てみると、アプリが極端に少ないことが分かります。これまで、auケータイのBREWアプリなどを多く使っていたユーザーには、不便を感じることがあるかもしれません（もちろん、今後対応アプリが増えていくことになると思うので今の間だけかもしれませんが）。
◯カメラ機能は大幅にパワーアップ（従来型ケータイ比）
カメラアプリ起動画面
カメラ機能は従来のケータイと比べて大幅に変わりました。スマホと同等の豊富なエフェクトやシーン選択が可能になり、使いやすくなりました。
また、AQUOS K SHF31のカメラモード時はマナーモード設定キー（本機左側面の音量キーの下にあるボタン）がシャッターボタンとして機能するので撮影も簡単です。
撮影した画像はメインメニューの「データフォルダ」の項目からピクチャーか写真を選択すれば閲覧ができます。
なお、本体やmicroSDカードにapkファイル（勝手アプリを含むAndroidアプリのインストール用ファイル）を移動（コピー）させると、「その他」の項目に表示されますが、選択してもインストールはできません。
データフォルダの画面（写真=左）・apkファイルを選択しようとすると出てくる警告（エラー）表示（写真=右）
apkファイルからの勝手アプリインストール方法もあるのですが、それはまた次回に紹介したいと思います。
◯各種サービスはアプリでもあります！
前述のLISMO!などのサービスはプリインストールのアプリとして内蔵されており、アプリキーなどによる「アプリ一覧」からも起動が可能です。
プリインストールアプリ一覧
おなじみの機能やサービスがスマホ向けアプリの体裁でプリインストールされています。これらのサービス（アプリ）は誤って消去してしまっても「auスマートパス」のアプリからダウンロードすることが可能です。
その他にはテザリング（要テザリングオプション契約）やワンセグなどの定番機能も網羅しています。
LTE対応やOSにAndroidを搭載したフィーチャーフォンというこれまでになかったジャンルの機種のため、まだ周りのサービス（特にau公式以外のアプリなど）が追いついていない状況ではありますが、従来のケータイとほとんど同じ感覚で使っていくことのできる1台かと思います。
次回はさきほども触れた禁断の「apkからの直接インストール」について解説したいと思います、お楽しみに。
記事執筆：河童丸
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