離婚が多い月や離婚が多くなる結婚年数があるのを知っていますか?

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朝晩の気温が下がって、今年もクリスマスイルミネーションが光る季節になりました。

雨が少なく、暑すぎず、寒すぎない11月は婚姻件数が一番多い月です。当然、結婚式も多いため、ウエディング業界ではトップシーズンと呼ばれています。最近では「いい夫婦の日」である11月22日に結婚するカップルが増えて、ますます11月は結婚式ラッシュとなっているようです。

それでは、離婚件数が多い月はあるのでしょうか? 実はあるのです。ほかの月に比べると、3月が明らかに多くなっています。

これは、妻たち女性側の希望によるところが大きいのです。なぜ、女性が離婚に3月を選ぶかというと、離婚によって女性側は苗字を旧姓に戻すことが多くなります。母親が子どもを引き取ることが多く、子どもの姓も変わることになるのです。子どもの生活の変化や影響をなるべく少なくしたいと母親たちが思うので、進学や進級のタイミングに合わせて離婚をすることになります。そうした理由で、3月が離婚のハイシーズンと呼ばれます。

そして、結婚して何年目に離婚が多くなるのか?を調べてみると、結婚5年未満、中でも4年目を中心に3〜5年が特に多くなっています。国家統計局の資料を見てみると、結婚して3〜5年の新婚カップルの4割近くが離婚しています。ところが、結婚生活が10年続いた夫婦が離婚する確率は2割以下になり、結婚生活40年の熟年夫婦になると、離婚するのは100組にたった1組くらいとなるのです。

この3〜5年目の夫婦に離婚が多くなる理由として、原始時代から受け継がれた遺伝子の影響があるとする説があるのをご存知でしょうか。現代では考えられないことですが、結婚には子孫を残すことだけが求められていた原始時代は、子どもが生まれれば夫婦としての目的が達成されるため、一緒に暮らす必要がなかったということです。母親にとって次の妊娠が可能になるのに必要だった歳月が4年だったということで…ですから、夫婦が4年目を迎えると次のパートナーを求めるようになったという、原始時代の記憶が離婚を後押ししてくる、という説があるのです。。

こうしたことも、夫婦が離婚の危機を迎えたときに回避する知恵となるのではないでしょうか。

※本記事は岡野あつこの「離婚修復相談所」が執筆しました。夫婦問題についてもっと知りたい方はこちらから!

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