「お笑いBIG3」として今なお人気を獲得している明石家さんま。そんな彼の食生活はさぞかし豪華だろうと想像するが、意外にも質素なものであるという。だがそこには、さんまならではのお笑い哲学が隠されているようだ。

9月27日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』において、明石家さんまが自身の食生活を語った。先日ラジオで「チキンラーメンが好きだ」と話したところ、さんまは大量のインスタントの袋麺をプレゼントされたのだという。

目にしたものは早く片付けたい性分のさんまは、ある程度長い期間保存できる袋麺でも出来るだけ早めに食べてしまいたいそうだ。そのため、最近は3食が「チキンラーメン」「サッポロ一番しょうゆ味」「マルちゃん正麺」の“オール袋麺”と「たまごかけご飯」という日もあったとさんまは笑いながら明かす。

さんまの話に、村上ショージは思わず「3食インスタントラーメンって、それ若手の漫才師(がやること)ですよ」とツッコミを入れた。高級な料理店で食事をすることもあるというが、このような食生活を送っているせいか、フジテレビの加藤綾子アナウンサーからも冗談交じりに「ホントにさんまさんって、美食家じゃないですよね」と言われたことがあったとさんまは述懐する。

そんな自身のことを“根っからの貧乏性”と分析するさんまは、自身の持論だと前置きして「お笑いの人間は、人や金を利用して裕福な生活を送ると“笑い”が半減する」と口にした上で以下のようなことを語った。

「(お笑い芸人というのは)スーパーに行って、大根の値段を知っておかなきゃならない商売なんですね。それで、道を歩いたりして一般の人たちと(話をしておくことが大事)」

最近では漫画『ワンピース』の話をするなど流行を取り入れることに余念がないさんまだが、彼の話の中には“シンクが水を吸い込む音が「お疲れさまでした」と言っているように聞こえた”というエピソードトークのように、どこか生活感があるものも多い。いつまでも“大衆の感覚”を忘れないことが、明石家さんまが幅広い層からの支持を集め続けている要因なのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 TORA)