モバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ NAD11」用のAndroid向けアプリ「NEC WiMAX 2+ Tool for Android」の機能を紹介！リモート起動や常駐アプリ設定にも対応

2014年6月27日 9時55分

shimajiro@mobiler

今月20日に発売されたUQコミュニケーションズの新しい高速通信サービス「WiMAX 2＋」に対応したNECアクセステクニカ製モバイルWi-Fiルーターー「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」（以下、NAD11）。

このNAD11をスマートフォン（スマホ）から状態確認したり、操作したりできる公式Android向けアプリケーション（アプリ）「NEC WiMAX 2+ Tool for Android」が無料で提供されている。そこで、今回はその機能紹介を行う。

起動後画面では通信状態やバッテリー残量などが表示される

「常駐アプリ」に設定するとバッテリー残量が画面上部のステータスバーに、電波状況などが通知領域に通知される。

常駐アプリ設定は「情報表示」→「各種設定」→「常駐アプリ」に常駐アプリより設定できる

常駐アプリに設定すると、Android搭載機種から以下の機能が利用可能となる。

（1）ステータスバーにバッテリー残量
（2）通知領域に電波状態／通信種別（WiMAXまたはWiMAX 2＋）の表示

ステータスバーにバッテリー残量が表示される

ステータスバーにバッテリー残量が表示されるのは便利と言えば便利ではあるんだけれども、個人的には通信状態（特に電波状況）の方が重要な情報なので、どうして電波状態を表示してくれないんだろうとは思うところだ。

このあたりはNECアクセステクニカ製のアプリが「詰めが甘い」と思うところ（とはいえ、他社と比べて劣っているわけではないけれど）で、ステータスバー上に電波状況の表示も是非ともお願いしたいなと思っている。

モバイルWi-Fiルーターのステータス監視アプリは、サードパーティー製のアプリが公開されることもあり、そういったツールではステータスバー上に電波状態を表示する機能にも対応していることがある。

通知領域にはバッテリー残量／電波状態／通信種別の表示

NEC WiMAX 2+ Tool for Androidは休止状態からの移行とリモート起動を行うことが可能だ。休止状態からのリモート起動を有効にするためには、事前に「クイック設定Web」からリモート起動を有効にするか、アプリからリモート起動を有効にする必要がある。

アプリからリモート起動を有効にするたの設定フローは以下のように操作する。

「アプリ起動」→「Menu」→「クイック設定Web管理」→「アプリによるリモート起動有効」

「アプリ起動」→「Menu」→「クイック設定Web管理」より設定

「アプリによるリモート起動を有効」にチェック

アプリによるリモート起動を有効にする場合、連続待機時間が500時間から300時間へと減少する点には注意が必要だ。この点については特に警告ダイアログなどは表示されないのは、詳細な仕様を把握していないユーザーにとっては不親切かなぁと思うので、今後、なんらかの対応があると良いなと思う。

休止状態への移行

休止状態からのリモート起動

NEC WiMAX 2+ Tool for AndroidはAndroidアプリ上で各種ステータスが表示できたり、リモート起動が実行できるというのはそれなりに便利ではあるものの、操作体系が解りにくかったりする点は今後の改善に期待したいところだ。

特に「リモート起動を有効」にするためのチェックが「アプリ起動後にMENU」→「クイック設定Web管理」にあるとは予想できなかった。この辺りはこれまでの機種「Aterm WM3800R」と同様だったかもしれないけれど、このフローはあまりわかりやすいとは思えず……。

記事執筆：shimajiro@mobiler