一度は食べたい! フランス発祥のお菓子って?
スイーツが大好きな国フランス。カヌレ・マカロン・マドレーヌ……。あなたはフランス発祥のお菓子をいくつ知っていますか? 今回は、有名どころからご当地ものまで、いろいろなケーキやお菓子を紹介していきます!
■あこがれのケーキ! ミルフィーユやタルトはフランス発祥まずはメジャーなものから。パイ生地においしいクリームをはさんだ「ミルフィーユ」はフランスで誕生しました。サクサクの生地のほか、中のクリームにも種類があって目移りします。旬のフルーツがどっさり載った「タルト」は目にも鮮やか。タルト生地にはカスタードクリームなどが詰まっています。お店だけでなくフランスの家庭でよく作られる味です。また、パリ随一の超有名店「アンジェリーナ」の看板商品、「モンブラン」もフランスのケーキ。現地では茶色のマロンクリームが愛されています。
「サバラン」は洋酒のしみこんだ生地に、フルーツや生クリームを載せたお菓子。原型であるババがオーストリアから伝来した後、いろいろなアレンジが加わって今の形になりました。日本では昔ほど扱われてはいませんが売っているお店もあります。かつて日本で一世を風靡(ふうび)した「クイニー・アマン」はブルターニュ地方原産です。バターたっぷりの生地はいつ食べても変わらぬおいしさ。
■あのお菓子の意外な歴史とは?フランスでは、修道院から広まったお菓子がいくつかあります。代表的なものは「カヌレ・ド・ボルドー」、そしておなじみの「マカロン」。カヌレはむっちりした生地と独特の溝のある形が特徴です。ボルドー地方の伝統菓子として愛されています。一方、有名なマカロンの発祥は諸説あり、イタリア・メディチ家のお姫様がフランスへ輿(こし)入れした際に伝わってきたのだという説も。その後、18世紀にはフランスの修道院で作られるまでにポピュラーになりました。
■手順は簡単! カヌレ・ド・ボルドーの作り方カヌレ型さえあれば、意外と簡単な手順で作れるのは「カヌレ・ド・ボルドー」。沸騰させた牛乳に薄力粉、砂糖、バター、ラム酒、卵、卵黄、バニラを加えて生地をこした後半日ほど寝かせます。それからバターを塗ったカヌレ型に生地を注いでオーブンで焼けばできあがりです。あるもので作れるのでおやつにぴったりですね!
とってもおいしいフランスのスイーツ。日本で食べられるものもありますが、やはり機会があれば現地で食べてみたいと思いませんか? 「アンジェリーナ」のモンブランはあまりにも有名ですが、「FAUCHON(フォション)」の店先にあるマカロンタワーなど見どころはたくさん。お菓子ひとつとっても夢中になれそうです!
(ファナティック)