青山☆聖ハチャメチャハイスクール

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3月23日、7人組アイドルグループ・青山☆聖ハチャメチャハイスクール(以下メチャハイ)の3rdワンマンライブ「GIVE OUT BUT DON'T GIVE UP!!〜史上最大の作戦〜」が赤坂BLITZにて行われた。

メチャハイは山田如凜・今村美咲・坂木ひとみ・美浦聖奈・結城美帆・咲山しほ・菜田彩佳の7人からなるアイドルユニット。

2012年夏のデビューから着々と人気と実力を高めており、3月11日にリリースされた4thシングル「STARTING OVER」ではインディーズにも関わらずオリコンウィークリーチャートで7位に入り注目を集めた。

そんなブレーク寸前の彼女たちにとって、動員目標1000人以上を掲げて行われた今回のライブは大きな挑戦。赤坂BLITZを埋める観客を集め、感動させるパフォーマンスを行えるのか。周囲の注目を一身に受け、『史上最大の作戦』が始まった。

そしていよいよライブがスタート。overtureを経てステージに現れた7人が目にしたのは、赤坂BLITZを埋め尽くしたたくさんのファンだった。

超満員の『ティーチャー』(メチャハイのファンのこと)を前に、涙ぐんでしまうメンバー。しかし、盛り上がりが身上のメチャハイライブ、しんみりしている暇はない。すぐに笑顔で「SWEETS*PARADISE」のパフォーマンスをスタートさせる。

「ワンチャン・ロックンロール・デスティニー」や「DEAR TEACHERZ」など序盤から興奮必至のセットリストを続けると、彼女たちの晴れ舞台を待っていたティーチャーも大きな歓声でこれに応え、一緒に目標を達成した充実感を感じさせた。

このライブ一番の注目を集めたのはソロ曲の発表。先に発売された「STARTING OVER」には7人それぞれのソロジャケットverが準備されており、この商品の売り上げが高い3名にソロ曲が与えられることになっていた。

共に歩んできた仲間と戦うこととなるこの企画、「戦うことになりその場で泣いた」(山田如凜さん)とメンバーも戸惑いをみせつつ、この日の最終発表に至った。結果は3位が咲山しほさん、2位が美浦聖奈さん、1位が山田如凜さんとなり、3人は新衣装とともにソロ曲をそれぞれパフォーマンスした。

咲山さんのソロ曲「ありがとう」は、王道アイドルソングのメロディーラインにファンへの思いを載せたメッセージソング。「喉の調子が悪く周囲に心配をかけることもあった」という彼女からの感謝が感じられた。

2位の美浦聖奈さんが歌う「悠久の恋」は、しっとりとした曲調で遠距離恋愛に悩む女の子の気持ちを歌うちょっと切ない一曲。自らバラードをリクエストしたというメチャハイの歌姫が、等身大の女性の気持ちを歌いきった。

そして1位の山田如凜さんは「ラブパレード」を熱唱。聞くだけで元気になれる、"りんぷもら"らしいアッパーチューンで、会場を黄色一色に染め上げた。

惜しくも上位に入れなかったメンバーも、ティーチャーの存在や歌うことそのものへの思いを新たにしたという今回の企画。3曲の音源化は当面未定ということで、しばらくはライブ限定で聞けるプレミアムソングとなりそうだ。

ライブは終盤戦へ。ファンとともにラインダンスを踊った「IN MY LIFE」や間奏のソロダンスパートでファンがメンバーごとのサイリウムを振った「コールミー!!!!!!」で、熱狂は途切れることなくエンディングへと進んでいく。

いったん「HAPPY HAPPY BIRTHDAY」でライブを終えたものの、もちろん間髪入れずアンコールが。サッカーユニフォームを思わせるライブTシャツに着替え、客席との一体感をさらに増した7人が「めっちゃHIGH!!」「メチャハイサンタがやってきた!ヲーン!」を続けて披露し、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。

そして、この日の感想を一言ずつ述べることになったメチャハイ。メンバーの口からそろってこぼれたのは、ティーチャーへの感謝の気持ちだった。