本田がリーグ戦2試合ぶり先発のミラン…敵地でドロー、連敗4で止める

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 セリエA第29節が23日に行われ、ラツィオと日本代表MF本田圭佑の所属するミランが対戦。前節のパルマ戦で出場機会のなかった本田は、右サイドハーフで先発となり、2試合ぶりの出場となった。

 ミランは攻撃の歯車が今一つ噛み合わず、ラツィオが形を作る。41分、ラツィオは左サイドからのクロスを後ろから飛び込んだディエゴ・ノヴァレッティがヘディングシュートで決めたが、手前にいたジュゼッペ・ビアーヴァがクロスの上がったタイミングでオフサイドポジションにいたため、ノーゴールに。

 43分、ミランはカカが左サイドからクロスを上げると、ブロックに入ったアブドゥレイ・コンコに当たってゴールに吸い込まれ、先制する。前半アディショナルタイムにはFKから本田がフリーでヘディングシュートを打つ場面もあったが、ボールは枠の上へ。前半はミランの1点リードで折り返す。

 後半に入って54分、ミランは本田を下げ、ベンチスタートとなっていたマリオ・バロテッリを投入する。61分、ラツィオはアントニオ・カンドレーヴァが右サイドからアーリークロスを送ると、ニアサイドのルーカス・ビリアが頭でコースを変え、アルバロ・ゴンザレスがさらにヘディングで押し込み、同点とする。

 その後、試合はラツィオのペースで進む。ミランは82分にバロテッリがゴール右45度の位置からシュートを放つが、左ポストに当たって得点ならず。試合は1−1の引き分けに終わった。

 ミランは公式戦の連敗を4で止めたが、白星は手にできなかった。