ミランのクラレンス・セードルフ監督が21日、オフィスでアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役と会談した。その結果、少なくとも暫定的に、セードルフ監督とミランの関係は続くことになった。だが、ガッリアーニ代表取締役が鍵を握るラツィオ、フィオレンティーナとのアウェー2連戦に帯同することが決まっている。ミランの歴史上初めてのことだ。

ガッリアーニ代表取締役は、午前練習終了後にセードルフ監督をオフィスに招集した。指揮官は下部組織の監督たち(7月に動きがある場合の後継候補であるフィリッポ・インザーギ監督も含め)とも会っている。

すでに予定されていた会談のようだ。公式戦4連敗、監督とチームの関係不和、指揮官のいくつかの発言が気に入らなかったシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長との関係も冷え切り、疑問を払しょくするための会談だったようだ。

クラブはセードルフ監督に最後通告のようなものを突きつけたと見られる。ラツィオ戦とフィオレンティーナ戦で失敗すれば、予定を早めて別れることになる可能性はかなり高くなる。その場合、クラブは正当な解雇に向けて法的な準備もするだろう。

クラブは12試合で4勝1分け7敗という満足できない結果だけでなく、チームの4分の3がミランに値しない選手たちだと考えているとウルトラスに話したセードルフ監督が、チームをまだ掌握できているかどうかを知りたがっている。

だからこそ、ガッリアーニ代表取締役が遠征に帯同するのだろう。1月13日、予定を早めて結婚することにしたのが、無謀な選択だったかどうかを確認するために…。