マクドナルドがチキンナゲットの製造工程を公開!「ピンクスライムじゃありません」

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マクドナルドが2014年1月31日、人気商品のひとつ、チキンマックナゲットの製造過程を映した動画を公開した。マクドナルドが自社製品の製造の様子を自ら公開するのは、非常に稀だ。

数年前、どろっとしたピンク色の塊が機械から流れ出る写真がネット上に流出。この塊が"鶏肉を機械的に分離したもので、ナゲットなどに使われている"と報じられたことから、マックのチキンナゲットも「元はピンクスライム」「何が入っているのか謎」「肉は半分だけ。残りは脂肪や血らしい」など、真偽の程が定かではない都市伝説がささやかれていた。

このような経緯を受け、マクドナルドは製造過程を公開することにした模様。YouTubeのマクドナルド公式ページに載せられた動画には、マクドナルドからのこんなコメントが掲載されている。

「チキンマックナゲットには、"ピンク色のどろっとしたもの"は入っていません。鶏の胸肉と、香りづけとつなぎの役割として適切な割合の鶏の皮をブレンドしています。

世間に流れている噂を知り、皆さんに"チキンマックナゲットがどうやって作られているか"をお見せしようと思いつきました。ビデオに出てくるのは、カナダのオンタリオ州ロンドンにあるマクドナルドの工場です。チキンマックナゲットに何が入っているか、皆さん自身の目で確かめてください」。

マクドナルドいわく、ナゲットはアメリカでもカナダと同じレシピ、同じ工程で作られているそう。



日本では一時"偽装肉"が話題になったものだが、世界ではマクドナルドの原材料について興味を持っていた人は多いもよう。再生回数は209万8,541回(2月7日時点)と、世界中から注目を浴びている。動画を見たネットユーザーたちからは、

「ナゲットを食べたくなった!私はスイート&チリソース!」

と、食欲をそそられたという声や、

「僕は科学的にいじられてない自然な肉が好きだな」
「食べたもので自分が形成されているのを忘れずに」

など、改めて"食"について考えるきっかけになったなど、いろいろな意見が飛び交っている。

ちなみにチキンマックナゲット20個で940カロリー、脂肪分59グラム。20個食べれば、1日に必要な脂肪分をほぼ摂取する計算になるとのことだ。

【参照リンク】
・Pink goop in Chicken McNuggets? McDonald's Canada answers (Super Bowl XLVIII)
http://www.youtube.com/watch?v=Ua5PaSqKD6k