様々な出来事の“ある一部分”を切り取ることで見えてくる真実を伝えるバラエティ番組、「ゴン中山とザキヤマのキリトルTV」(テレビ朝日/3日放送分)では、試合中に交わされる選手の会話を唇の動きから読み取る読唇術を用いて再現するコーナーが放送された。

まずはフリーキックを蹴る直前に交わされた日本代表・本田圭佑と遠藤保仁の会話から。2013年9月6日、日本vsグアテマラ戦では、後半31分ペナルティーアーク手前で遠藤が直接フリーキックを決めるシーンがあった。

グアテマラ選手が作る壁を前に、どちらが蹴るのか相談する両者。本田は「(壁)低いね」と話した後、遠藤に「どこがええ?」と尋ねる。すると遠藤は「2番の頭の上、空いてるな」と返すと、右足(遠藤)でシュートすべきと判断したのか「俺いくわ」と自ら蹴ることを決めた――という具合だ。

また、昨年10月26日、Kスタ宮城で行われた日本シリーズ第1戦=楽天vs巨人の試合前、記念撮影に応じる楽天・星野仙一監督と巨人・原辰徳監督の二人は、決戦直前ながら時折口元が緩み談笑しているようにも見える。

ここでは星野監督が「辰徳いくつになった?」と尋ね、原監督が「55になりました」と返答するや、これを聞いた星野監督が「えっ、俺も年とるはずだな」と苦笑いを浮かべていたというのが真相のようだ。
(※会話は全て番組が実施した読唇術により再現されたもの)