2日、日本製紙クリネックススタジアム宮城では日本シリーズ第6戦=巨人×楽天が行われる。追い込まれた巨人は楽天のエース・田中将大を攻略することができるのか。巨人はチーム打率.153と打線が低迷するだけに、厳しい戦いとなることが予想される。

それでも、前日となる1日、テレビ朝日「報道ステーション」に出演した野球解説者・工藤公康氏は、巨人の田中攻略法を語る。「(田中は)中5日あいている。気持ちも充実している。しかも地元である。これを考えたら普通にやっていてはなかなか田中投手を攻略するのは難しい」と前置きした工藤氏は、「僕は松本選手、脇谷選手っていうのを使ったらいいんじゃないかなって思ってるんです」と続けた。

すると工藤氏は、その理由を「身長が大きくないっていうのがあるのですが、バッティングも追い込まれてから粘り強く打つことができる。そうすればフォアボールで塁に出ることもできる。田中投手って意外と(ボールが)高目に浮いているケースも多いんですよ。フォアボールでチャンスを作れる。足の速い人が塁に出ると、何が起こるかというと、彼の得意なスプリットが使えなくなる。走られるっていうことを考えるとストレートが多くなる。そしたら長野選手、村田選手がタイムリーを打つ」と説明、「足の速い選手を優先的に使ってチャンスを作り、ストレートを投げさせて打つ、これが僕は一番いい攻略法」と強調した。