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映画『R100』の初日舞台あいさつが5日、東京・新宿バルト9で行われ、松本人志監督とキャストの大森南朋、大地真央、寺島しのぶ、佐藤江梨子、渡辺直美、渡部篤郎が出席した。

同作は、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本が監督4作目として手掛けたファンタジー・エンタテインメント作品。謎のクラブ"ボンテージ"に入会してしまったサラリーマンの片山(大森)は、そこから派遣される女王様たちの責め苦を受けることに。日常生活の中に突然現れる美女たちに興奮する片山だったが、プレイの内容は次第にエスカレートしていく――というストーリーで、映画は全国公開中(R-15指定)。

「撮影はトントンと進んで、女王様の誰かと何かあることも無かったです」と笑いを誘った松本監督は、「1人くらいメチャクチャな監督がいても良いと思う。自分の撮りたいものが撮れました」と仕上がりに大満足。ドMの男を演じた主演の大森は「松本さんが僕に仕事をくれるなんて、うれしかったです。なかなか無い役柄だったので刺激的でした」と撮影を振り返り、渡部が「大森が醜い体をさらしてますが、すごく知的な映画だと思う。さすがは松本監督」とベタ褒めすると、照れ笑いを浮かべた松本監督は「僕と浜田だとコントに見えるのに、2人の素晴らしい役者さんが演じると絶妙なバランスになって感動した」と俳優陣を称賛した。

劇中では、大地、寺島、佐藤らの女優陣がボンテージ姿で女王様を演じており、「個性的な作品に出られて刺激的でした」と語った大地は、ムチを振るうシーンを振り返り「パー子になっちゃうんじゃないか? ってくらい異常に興奮してましたね。知らない自分が出て来ました。本当にすみませんでした」と大森に謝罪すると、松本監督は「大地さんのムチがすごくて。カットをかけたのもOKじゃなくて、大森さんが可哀想だったから」と苦笑い。また、「本来はMだけど、叩く内に気持ちが盛り上がった」(寺島)、「自分はドMだけど、やればやるほど気持ちが良くなった」(渡辺)とSっ気に目覚めた様子の女優陣に、松本監督は「撮影が終わった時にムチが2本足りなくて。ハマった方がいたのかな?」とニヤけていた。