FIFA、ブラジル対イタリア戦での誤審認める

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 22日に行われたコンフェデレーションズカップのグループB最終節、ブラジルイタリア戦で、イタリアの2点目について、主審のラフシャン・イルマトフ氏が誤審を認めた。ブラジルメディア『テッラ』などが伝えている。

 問題の場面は、71分に記録したイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニの得点。CKからゴール前で混戦になった際、イタリア代表FWマリオ・バロテッリが、ブラジル代表MFルイス・グスタヴォに倒されてしまう。それを確認したイルマトフ主審はペナルティスポットを指し、PKの判定を取ったかに見えたが、ホイッスルが吹かれたのと同時に蹴られたキエッリーニのシュートがネットを揺らすと、得点を認めた。

 FIFAの広報官であるペッカ・オドリオゾラ氏は会見で、「彼はミスしたことを認めた。1度笛が吹かれたら、試合を止めなければならず、アドバンテージは与えられない。彼は言い訳を探さず、状況を説明した。これら全ては、非常に迅速に行われた」とコメントし、イルマトフ主審が誤審を認めたと報告した。なお、準決勝以降の試合をイルマトフ主審が担当するかは明らかになっていない。

 試合はキエッリーニのゴールで2−3と1点差に詰めたイタリアだが、89分にブラジル代表FWフレッジのゴールを許し、2−4で敗れている。