4日に行われた、W杯ブラジル・アジア最終予選(対オーストラリア代表戦)で、5大会連続のW杯出場を決めたサッカー日本代表。5日放送、TBS「NEWS23」には、アルベルト・ザッケローニ監督が生出演を果たした。

コーナーの冒頭、番組が用意した『今だから訊ける10の質問』に対し、「○」と「×」の札を挙げたザッケローニ監督。「W杯を決めてホッとしている」「この3年間はプラン通りだ」「W杯に向けて秘策がある」といった問いには「○」の札を挙げたが、「日本のエースは本田だ」「W杯では優勝を狙う」といった質問には、「○」と「×」両方の札を同時に挙げた。

通訳を介し、「まずはホッとした気持ちが強い」と切り出したザッケローニ監督は、「最低限の目標をクリアしたことについては、ホッとしているところはあるが、リラックスしているわけではなくて、試合の反省であったり、状況が思い浮かんできてあまり眠れなかった」と試合の夜を振り返った。

また、本田圭佑が決めたPKについて訊かれると、「チームのPKを蹴る順番は、本田、遠藤という順序になっている」と明かしつつ、前述した「エースは本田」という問いに「(○と×を)両方挙げた理由として、このチームには本田圭佑だけがいるわけではありませんし、たくさんのいい選手が揃っている。チームの本物のリーダーというのは、チームで共有しているコンセプトであるべきだというのが私の持論。また、うちには長谷部という素晴らしいキャプテンもいます」と説明した。

その他にも、日本での生活について「日本、東京での生活は非常に素晴らしい。就任して3年目になりますけど、残り1年という期間で、1年後も継続してここには来たい。一イタリア人として日本に遊びにきたい」というザッケローニ監督は、香川や岡崎、長友ら代表メンバーがザッケローニ監督の評価を好意的に語るVTRが流されると、「レギュラーで出ているメンバーばかりですから、いい話をしてくれた。サブのメンバーに聞いてこそ、本当に話が引き出せるのではないか」と、鋭い指摘をしてみせた。